入数:12枚
金属製の挟むしおり。BIBLIOPHILICオリジナルパッケージ商品です。「ブックダーツ」は、その形がダーツの矢先に似ていることから、その名が付けられました。ページの端に挟んで用いますが、その先端が尖っているため何ページまでかだけでなく、そのページの何行目まで読んだかを指し示すことが可能です。通常のしおりですと、ページに挟みこんでおくだけなので、しばらく経って読み返す時、どこまで読んだか記憶が曖昧な場合、そのしおりを挟んだページの最初から読み返さなければなりませんが、この「ブックダーツ」ならそういった二度手間を経ることなく、本を読み返すことができます。
「ブックダーツ」は自分の好きな位置で挟むことができるので、受験生や料理好きな方は参考書や料理本の重要なポイントの部分に、役者さんの場合は、台本の自分の台詞の部分に、利用する方それぞれが思う箇所を細かく示し残しておくこともできます。通常の付箋は一度貼付すると、それを剥がして使用することは付箋自体の粘着力が弱まるため、あまりできませんが、「ブックダーツ」なら何度でも、繰り返し使用することが可能です。またその厚さが約0.1mmしかないので、一冊の本にたくさん使用しても、あまりかさばりません。1つをその都度、挟み、外しながら、あるいはいくつかを外さずに挟み込んだまま、「ブックダーツ」は利用者の好みによって、その使用法が選べるのもまた便利だと思います。
「ブックダーツ」は1992年にアメリカで販売開始されました。当時、高校教師を務めていた創業者は数百、数千単位で作って自分の学生達に配ったり、その親御さんたちにギフト用として細々と販売していたそうです。しかし、『Glimmer Train』という文学誌からの5,000ダースのオーダーを機に、商品に対する口コミや話題が広まり、出版社や書店から大口の注文が入り始め、アメリカ国内の様々な書店やミュージアムショップなどで販売されるようになったそうです。アメリカの一角で細々と販売開始された、この「ブックダーツ」ですが、今では日本をはじめイギリス、オーストラリア、ドイツ、カナダ、韓国で販売されるまでになりました。創業者の彼はこの「ブックダーツ」の高い人気・支持を受け、教師の傍らの副業としてではなく、本格的に「ブックダーツ」製造、販売業を営むことにしました。ちなみに、この「ブックダーツ」は、今でもオレゴン州のフッドリバーという町で、創業者一家の経営による小さな工場で製造をされています。 「ブックダーツ」自体は他店でも購入できますが、このBIBLIOPHILICのロゴを用いたパッケージはここでしか購入できません。ちょっとした贈り物にも最適です。