original
サイズ:W115×H160mm、30mm(小玉直径)
重量:35g
素材:アクリル
レンズ倍率:2倍(本体)、4倍(小玉)
軽量の読書用レンズ。携帯できるカードサイズの「BOOK LOUPE mini」、ハードカバーを読む際には「BOOK LOUPE」を、新聞や雑誌を読む際には「BOOK LOUPE LARGE」をご使用ください。
「BOOK LOUPE」はハードカバーの読書用に開発された、重さ39g、レンズサイズがハードカバーの1行全てを見ることができる長さ180mm、ハードカバーの中に全体を挟み込むができる幅70mmとなっております。一方の「BOOK LOUPE LARGE」は重さ45g、レンズサイズは新聞、雑誌が読みやすい長さ160mmx幅115mmです。どちらも厚さ2mm、2倍の大玉フルネルレンズを使用、その傍らに4倍の小玉レンズがついています。
「BOOK LOUPE mini」はカードサイズのため持ち運びで便利で、いつでもどこでも読書を楽しむことができます。薄くて軽く、しおりのように本に挟んで持ち歩くことができるのも便利です。レンズ倍率は3倍。
また虫眼鏡とは違い、片目をつぶらなくても、両目を使って対象を見ることが可能です。
虫眼鏡に用いられている凸レンズは、レンズを大きくしようとすると、レンズ自体の厚さ・重さが増し、その製作コストがかさむという欠点がありました。そこで、考えられたのがフレネルレンズです。フレネルレンズは凸レンズから丸みを取り除き、沢山の溝を刻んだ、のこぎり状の断面を有すことによって、凸レンズと同じ機能を持ったアクリル製のレンズです。このレンズは凸レンズに比べ、その見える像が暗く、傷つきやすいという短所を有していますが、しかしその反面、非常に薄くて軽い、大きなサイズのレンズの製作を可能にしました。「BOOK LOUPE mini」/「BOOK LOUPE」/「BOOK LOUPE LARGE」はこのフレネルレンズだからこそできる、大きいのに薄くて軽いレンズが特長です。このレンズの大きさ、薄さ、軽さは「BOOK LOUPE mini」/「BOOK LOUPE」/「BOOK LOUPE LARGE」を実際に使用した多くの方が評価しているポイントでもあります。また見える範囲が広いため、目も疲れにくく、長時間でも使用できます。
「BOOK LOUPE mini」/「BOOK LOUPE」/「BOOK LOUPE LARGE」に使用されているフレネルレンズは、1822年にフランスの物理学者オーギュスタン・ジャン・フレネルが元々、灯台用のレンズとして開発したものです。1788年にノルマンディーブロリーで誕生した彼は8歳になっても読み書きができませんでしたが、16歳でエコール・ポリテクニークに入学、そこで卓越した才能を示すまでに成長したそうです。その後、技師として数々の道路建設などに携わりつつも、彼は仕事の合間に光学に関する実験などを行っていました。しかし1815年、失脚していたナポレオン・ボナパルトがエルバ島を脱出、フランス本土に上陸したため、フレネルは国王ルイ18世のために戦おうしました。このために彼は技師としての職を失い、警察によって軟禁状態に置かれてしまいました。しかし、この失職によって彼は自由な時間を得、光学の実験に没頭することができました。この実験の日々の成果が、この「BOOK LOUPE mini」/「BOOK LOUPE」/「BOOK LOUPE LARGE」にも用いられているフレネルレンズです。